【PRESENT CAMPAIGN当選者の感想①】
本来ピエロは楽しい存在である。しかし映画や漫画の影響で「恐ろしい」「裏がある」と思ってしまう自分が居る。
この映画に流れる空気感は、重く静かに漂っていて、この人にもきっと「裏がある」のだろうと。
けれど次第に、それは正解でもあり、間違いでもあることに気づかされる。
見た目やイメージに囚われることなく、その人の本質に寄り添える人間でありたいと思った。　　　

み

【PRESENT CAMPAIGN当選者の感想②】
ピエロのジョセフは自分が他人からどう思われているのか、本当の姿を周りの人は知らないし理解しようともしないんだろうと思っているような印象でした。でも、ウェイトレスのアニーが真実を知ったときの、ジョセフの悲しみが伝わってきて、これで終わってしまうのかとやるせない感じでした。ところが、命を取り留めたジョセフの所にやってきたアニー、「ありのままの姿をうけとめるから。あなたは何もかくす必要はないんだから。」というメッセージがあったように思いました。すごく質のよいドラマでした。　　

いっちゃん

【お薦めポイント】
遊園地ではじめてのデートをするふたり。とてもハッピーなムードで、大人な恋の始まりを予感させますが、本作は意外な展開を迎えます。誰かを受けいれて、そして誰かに受けいれられてを繰り返して生きる私たちに、希望を与えてくれる優しさの物語。ラストシーン、主人公が見せる表情は必見です。

微塵粉（HOPPY HAPPY AWARD 2018ショートフィルムカテゴリ優秀賞）