【PRESENT CAMPAIGN当選者の感想①】
どこか懐かしい音楽がとても耳に心地いい。
アニメと実写を融合させた細やかな描写と、宇宙の中を彷徨う独特の世界観に自然に惹き込まれていく。
一目惚れした相手のことを、恐ろしく長い時間ずっと思い続ける力と、とてつもなく苦しいくらいの孤独感とは、決してこの作品の世界だからこそ成り立つわけではなく、実はモノに溢れていて、人も溢れている今の世の中で普通に起こりえることなのかもしれない。
心を満たすもの、安心できるものとは、どんな絶望的な環境であっても、決して断ち切られることのない愛なのかもしれない。

トリビアーニ

【PRESENT CAMPAIGN当選者の感想②】
人とのつながりを感じる優しい作品でした。
最初主人公を見た時、クレイマン・クレイマンのゲームを思い出しました。
宇宙に浮遊するゴミを集め生活している、だけど星に一人だけの姿はどこか囚人のようにも見えます。
時間が経ちものが少しずつ満たされていても人は他人とのつながりを断てないものなのかもしれません。
彼らの世界では一人と出会うだけでも幾年を超えた偶然であり奇跡。私達の生きる世界は簡単に人と繋がれる世の中なのに繋がりを大切にできない、そんな対比が描かれているように思えました。

NNN

【お薦めポイント】
誰かを想う気持ちというものは、ときにとてつもない力強さを発揮します。たとえそれがゴミの漂う、遥かなる宇宙空間であったとしても……孤独な清掃人スタンの覚悟と不屈の精神が、私たちに勇気を与えてくれます。美しい音楽とユニークな映像が織りなす世界を、どうぞ存分にお楽しみください！

微塵粉（HOPPY HAPPY AWARD 2018ショートフィルムカテゴリ優秀賞）